うるいという食材をご存知でしょうか。
春の訪れを告げる山菜のひとつとして有名な春の山菜の一つです。それに春の山菜にしては珍しく、特有のアクやエグみが少なく、下処理なしで味わうこtができます。
今では、春先になるとスーパーに並ぶこともあり、手に入れやすい山菜です。
うるいはユリ科の「オオバギボウシ」という多年草の若い芽です。「トウギボウシ」や「ボンギ」「アマナ」などと呼ばれることもあります。
また、ほぼ全国の湿った場所に生えている山菜です。スーパーのみならず、山菜採りで入手できます。
容姿は、白い茎と緑の葉がネギの姿と似ているものの、うるいはネギほど太さはなく葉が開いているのが特徴です。また、ネギのような独特なくせや苦み、香りもありません。若干のぬめりとサクッとした歯ごたえが楽しめます。
東北地方では昔からなじみのある山菜で、主な産地は山形県です。天然物のうるいは、4〜5月にかけて旬を迎えます。今ではハウス栽培をしており、は2月くらいから店頭に並びます。
うるいの最大の特徴は、山菜特有のアクやエグみが少なく、クセもないので食べやすいということです。なので、、野菜のように生で食べられます。生のうるいはシャキシャキした食感と、かすかな苦味が魅力的です。
加熱しても美味しくたべることができます。シャキシャキした食感を活かすには、和え物やおひたしのようなシンプルな料理が一番です。
なかなかみなことのない食材かもしれませんが、春の訪れを感じつつ、簡単に調理もできるので是非味わってください。
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うるいはカロリーや糖質が低く、ほとんどが水分に見えますがしっかりと栄養素がふくまれています。
うるい100gに含まれるビタミンCは50mgで、これはレモン1/2個分のビタミンCの量に相当します。
ビタミンCはコラーゲン生成に深くかかわっています。そのほかにも血管や皮膚を健やかに保ち、高い抗酸化作用によってストレスや風邪に対する免疫機能をあげるという効果も期待できます。
うるいの食物繊維は、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維量ともバランスよく含まれています。うるいのぬめりがあるのは水溶性植物繊維が豊富な証拠です。
うるいに含まれる葉酸量は100gあたり120μgです。これは、葉酸が豊富といわれている青のりや昆布の約半分の量に相当します。
葉酸は水溶性ビタミンの一種で「造血のビタミン」とも呼ばれ、ビタミンB12とともに働き赤血球を作る働きを担っています。そのほか、すべての細胞に存在するDNAやRNAの合成にもかかわっており、体の成長に欠かせない栄養成分です
ビタミンKは血液凝固や丈夫な骨づくりに欠かせない脂溶性ビタミンの一種です。骨粗しょう症の治療薬にも使用されています。
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■うるいに含まれる健康成分 |
<ビタミンC> 胃腸の働き促進/香り成分/
<葉酸>造血ビタミン/DNA、RNAの生成に関与
<ビタミンK> 血液凝固彩桜に関与/骨粗しょう症/
<植物繊維> 便秘解消/腸内環境活性化/善玉菌活性化
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