自動車総連 安全衛生ホームページ
ホーム 労働災害の防止 労働安全衛生法改正 安全衛生イベント メンタルヘルス 健康マネジメント お役立ちリンク
健康マネジメント
健康診断結果を確認しよう
生活習慣関連
フィットネス
タバコとアルコール
食生活
安全JAWSくんのヘルシークッキング
健康関連リンク
安全JAWSくんのヘルシークッキング
旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>甘酒

甘酒は、古く奈良時代から日本人に飲まれてきたお米からつくられた伝統的な甘味飲料です。

現在では甘酒は寒い冬に飲むものというイメージが強いのですが、甘酒は夏の飲み物として売られていました。俳句では、現在でも甘酒は夏の季語です。

なぜ、夏の飲み物となり季語までになったのか?それは江戸時代さかのぼります。生活様式を漫画風に描き、説明を加えた古文書が『守貞漫稿(もりさだまんこう)』によれば、その「甘酒売り」の項には、「江戸京坂では夏になると街に甘酒売りが多く出てきて甘酒を売っている。一杯四文である」というようなことが書かれてあります。
じつは江戸時代は夏の死亡率が一年中で一番高く、病人や老人、子供を始め、大人でも仕事などで無理が続くと暑さで体力が一気に低下し、亡くなる人が多かったようです。それで、死亡率をさげるために、夏の栄養ドリンク飲まれ、広まっていったようです。

酒は少量しか飲めないという人でも、甘酒は飲めるという人がいます。それは酒という字が付いていますが、アルコールは一切含まれていません。よく勘違いされるのは、家庭で酒粕と砂糖などを使って造る甘酒は、酒粕の中にアルコールがたっぷり含まれていますから、当然お酒の味が強くします。しかし本来の甘酒は、炊いたご飯に麹とお湯を混ぜ、ひと晩炬燵などの暖かい場所に入れるとできあがる甘い飲み物です。

そして今では、フリーズドライや缶飲料など、最近ではスーパーでも簡単に手に入れられるようになってきました。

「飲む点滴」とも称され、美容や健康で、いまや大ブームになっています。

甘酒の栄養成分をみると人間が必要とするビタミンB1、B2、B6、ビオチン、イノシトール、パントテン酸などすべてのビタミン類、甘いのは体のエネルギー源にもなるブドウ糖、米に含まれるタンパク質からは、麹菌が生成するタンパク質分解酵素によって多くのアミノ酸が生成されます。そうビタミン類、ブドウ糖類、アミノ酸類とすべて含まれているのです。まさに飲む点滴といわれる由来でです。

甘酒のカロリーは100mlにつき81kcal。コップ1杯(200ml)で、およそ160kcalです。

これは牛乳やココアなどよりは少ないですが、決して低いものではありません。甘酒には糖分も含まれるため、飲み過ぎれば美容と健康に害をおよぼすこともあります。

甘酒の適量は、1日にコップ1杯程度です。飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。

 
栄養

飲む点滴と呼ばれる甘酒、美容効果も健康効果もたっぷりの栄養がつまっています。

美容効果としては、コウジ酸は、メラニン生成を抑えて美白肌に導きます。ビタミンB2は、髪や肌の健康をたもち、脂肪燃焼にも効果もありダイエット効果もあります。

ポリフェノールの一種であるフェルラ酸は強い抗酸化作用を持ちます。身体のサビをとり、細胞の生まれ変わりを活性化させ、肌細胞の新陳代謝も促すため、いつも新しく若々しいお肌に保つ手伝いをしてくれます。システインは、アミノ酸の一種です。肌を白くしたり、爪や髪をきれいに保つ効果があります。

 健康効果としては、ビタミンB6はイライラを解消し、神経健康の促進を促します。同時に、タンパク質の分解・吸収を助けるため、皮膚や粘膜、歯や髪を健康に保つ効果もあります。チョコレートで有名なGABAも含まれています。アミノ酸の仲間で、副交感神経の働きを促進し、ストレスの軽減・リラックス効果を高めます。また肝臓や腎臓の働きを助けるため、アルコール分解や余分な塩分の排出に繋がり、高血圧を予防する効果もあります。ブドウ糖は脳のエネルギー源です。集中力をアップさせ、複雑な思考をサポートします。

 まとめますと、美容効果はなんといっても美肌、そして髪の悩みにもハリとこしのある美しい髪に導きます。エネルギーを燃やし、脂肪燃焼し、便秘解消などによりダイエット効果が期待されます。

健康効果は、疲労回復効果、免疫力も同時に高めてくれます。風邪を引きやすい方にはおすすめ。

安眠効果、質のより睡眠も効果抜群です。 

そして、飲む時間にも効果が変わります。朝飲む効果は、ダイエット、エネルギッシュに一日頑張りたいというときに、質の良い糖分を朝イチで補給して、脳のエネルギーを確保できます。

夜の効果は、 ぐっすり眠って疲れをとりたい、寝付きを良くしたいというとおきにおすすめです。


■甘酒に含まれる健康成分

<ビタミンB2> 皮膚や粘膜の保護/脂肪燃焼効果/口内炎の改善

<フェルラ酸(ポリフェノール) 美肌効果/抗酸化作用/肌細胞の新陳代謝改善

<アミラーゼ(消化酵素)> 消化を助ける/脂肪の蓄積を防止/

<オリゴ糖> 腸内環境を整備/腸内フローラを整える/疲労回復/

 

簡単・甘酒づくり

米麹と米と水だけで、甘酒ができます。甘酒とレモンで甘酒レモネード、ヨーグルトを混ぜれは甘酒ヨーグルト一味変わった味わいもお試しください。
成分名
含有量
成分名
含有量
エネルギー

614cal

葉酸
142μg
たんぱく質

12.2g

亜鉛
2.0mg
脂質

0.26mg

植物繊維

7.1g
ビタミンB2

969mg

食塩相当分
3.6g

<すべての材料のカロリー>

<材  料>

材 料

米 1合(おかゆ炊きする水は500cc)

米こうじ 200g

<作り方>

●炊飯器を使って

1. お米を洗い、分量の水で「おかゆ」モードで炊く。

2.炊けたら炊飯器から釜を外し60度まで温度を下げ、米麹を崩しながら入れまぜる

3. 炊飯器に入れ、蓋をあけ、ふきんをかけ「保温」しておく。

4.麹をいれて保温を開始してから10時間ほどで完成。

●シャトルシェフ、保温鍋、保温水筒をつかって・・

1.シャトルシェフのお鍋にごはんと水を入れ、火にかけておかゆ状にする。
炊飯の時点でおかゆにしても可。

2.おかゆを60℃まで冷ます。

3.2にこうじを加えて混ぜる。蓋をして、シャトルシェフ(保温鍋・保温水筒)で保温。

410時間くらい置いておく。途中温度を確認し55~60℃より下がったら火入れして、温度を保つ。

5.米粒がとろんとして、甘さが増します。そうなれば出来上がり
-冷蔵庫や冷凍庫で保存可能-

<飲み方応用>

〇レモンを加える(甘酒100cc レモン大さじ2)・・甘酒レモネード

〇ヨーグルトを加える(甘酒100cc ヨーグルト100cc)・・甘酒ヨーグルト

 

<甘酒とろとろクリームスープ>

豆乳をくわえてさらに栄養効果、美容効果がものすごいです。

<材料>

甘酒(米こうじ) 1本(約200ml)

豆乳(無調整) 200ml

味噌 小さじ1

じゃがいも 1/2個

玉ねぎ 1/2玉

にんじん 1/4本

バター 15g

薄力粉 大さじ1

コンソメ 小さじ1

塩 適量

フランスパン 1片

<作り方>

1.じゃがいも・玉ねぎ・にんじんは1pの角切りにカットする。

2. 鍋にバターを入れ、じゃがいも・玉ねぎ・にんじんを入れる。玉ねぎが透き通るまで中火で炒める。

3. 薄力粉を入れ、粉っぽさがなくなるまで炒める。

4.甘酒・コンソメを加える。沸騰直前に弱火にし、8〜10分煮込む。加熱中何度か混ぜる。

5.豆乳・塩・ブラックペッパーを入れひと煮立ちさせ、器に盛り付ける。

 
▲ページの先頭に戻る
 
Copyright © 2009 自動車総連