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旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>ビーツ

ビーツとはロシア料理のポルシチに良く使われる赤いカブのような野菜です。今、インスタ映えするということで、この赤を活かした料理が親しまれつつあります。ビーツは「奇跡の野菜」「食べる輸血」と言われるほど栄養素が豊富な野菜です。「飲む輸血」というぐらいですから鉄分はもちろん、他の栄養素も豊富でさまざまな効能が期待されています。

ビーツは地中海沿岸が原産で、古くから利用されていたといわれています。当初は葉を食用としていましたが、のちに根が丸く肥大した品種が誕生。18世紀には砂糖を作ることに成功したそうです。日本では、最近まではそのまま料理で使うよりは、甜菜としてつかわれてることが多くなっています。

日本に渡来した時期はよくわかっていませんが、江戸時代に書かれた「大和本草」(1709年)では、「暹羅大根(シヤムロダイコン)」として紹介されています。そこには「葉大に根紅に内に赤白の暈紋あり。(中略)味甘し」と、現在のビーツに似た特徴が記されています。当時は地域によって「隠元菜」「渦大根」「錦大根」などいくつかの呼び名があったようです。ちなみに「暹羅(シヤムロ)」とは、タイ王国(Siam)を意味します。

ビーツは鮮やかな色を使うのが料理をするポイントです。皮を剥いて煮てしまうと色が抜けてしまいます。加熱するときは、皮をつけたまま加熱するのがポイントです。

オーブンでアルミホイルに包んで焼くときも皮をつけたまま、ほくほくとしたおいもの感覚で食べることができます。

簡単には、生で、薄く切ってサラダや酢漬けにすると鮮やかな色をそのまま楽しむことができます。

自然の色でこんなにきれいないピンクにはなかなか出会えません。ビーツの旬は6〜7月と11〜12月です。この季節ぜひ、食してみてください。


 
栄養

ビーツの赤い色はポリフェノールの一種ベタシアニンという成分によるもので、抗酸化作用があるといわれています。ポリフェノールの中でも強い抗酸化作用がある成分で、活性酸素を除去してがん発症を予防する効果があると言われています。

ビーツに含まれるベタインという成分は、肝臓に脂肪がつくのを防ぐ働きがあります。肝臓の機能を強化する作用もあると言われ、脂肪肝や肝硬変を予防する効果があります。

ミネラルの一種であるカリウムがたっぷり含まれています。なんとレタスやトマトの2倍以上が含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウム、すなわち塩分を排出する働きがあり、むくみの解消につながります。また塩分を排出して血圧の上昇を防ぐため、高血圧の予防にもなります。

ビーツには食物繊維のほか、天然の難消化性オリゴ糖「ラフィノース」が含まれています。腸内の環境を整えて善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑制する効果が期待できます。また便通を改善することで、老廃物を体外に排出しやすくします。

特に注目を集めているのが、ビーツを摂取することにより体内で産生されるNO(エヌオー・一酸化窒素)です。これは血液の流れをよくするだけでなく、血管の筋肉ををしなやかにします。血栓や脳梗塞の予防にもなります。

さらに血流量を増やし体内いの酸素が効率よく使われる働きをします。筋肉増強効果や持久力アップにつながり、疲労回復、基礎代謝のアップ、ダイエット効果も期待できます。

ビーツは、真っ赤な野菜です。中まで真っ赤というのが特徴です。飲む輸血と言われているのは、血の栄養になる鉄分が豊富だからです。

他にもリンやナトリウム、マグネシウム、カルシウムも豊富です。

■ビーツに含まれる健康成分

<ベタシアニン 抗酸化作用/ガン発症予防/

<ベタイン> 肝機能向上/アルコール分解/肝脂肪の予防

<NO> 血管の筋肉を広げる/血栓の発生を抑制/

<カリウム> むくみ防止/冷え性改善/赤血球の生成

 
レッド&ブラックサラダ
赤のインパクトを活かし、前衛的なサラダにしてみました。
成分名
含有量
成分名
含有量
エネルギー
340kcal
マグネシウム
47mg
たんぱく質

4.3g

1.0mg
脂質

15.3g

植物繊維

1.1g
カリウム

1079mg

食塩相当分
2.9g

<ビーツ1個分(200g)・玉ねぎとマリネ液で計算>

<材  料>

ビーツ 1個

玉ねぎ 1個

マリネ液(黄金比)

酢   2 (100cc)

オリーブオイル 2 (100cc)

砂糖   1  (50g)

塩  少々

好みでレッド&ブラックの食品:ブラックオリーブ、ドライプラム、ブルーベリー、トマト 

<作り方>

1. マリネ液を作る。全て、酢、オリーブオイル、砂糖、塩をボールにいれてよくかき混ぜる。

2.ビーツを好みの大きさに切る。薄切りでも、サイコロ大でもよい、同様に玉ねぎも切る。

3.マリネ液にビーツをいれて、冷蔵庫で一日漬けておく。

4.ブラックオリーブ、ドライプラム、ブルーベリー、黒いトマトなどと一緒にもりつける。

食すときに、オリーブオイルをかける。

 

<ピンクたまご>

ビーツを漬けた液がピンク色に染まります。これを利用してゆでたまごをつけると鮮やかな卵に大変身。

<材料>

茹で卵 3個

ビーツで染まったマリネ液 100cc

クラッカー

クリームチーズ

<作り方>

1.茹で卵をつくる。鍋にいれてお水を沸騰させ、冷蔵庫から出した卵をゆっくりといれる。8分茹でて、皮をむく。

2.ビーツを漬けたマリネ液に4時間ひたす。

3.クリームチーズにマリネ液を混ぜてピンク色に染める。クラッカーの上にのせる。

 
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