自動車総連 安全衛生ホームページ
ホーム 労働災害の防止 労働安全衛生法改正 安全衛生イベント メンタルヘルス 健康マネジメント お役立ちリンク
健康マネジメント
健康診断結果を確認しよう
生活習慣関連
フィットネス
タバコとアルコール
食生活
安全JAWSくんのヘルシークッキング
健康関連リンク
安全JAWSくんのヘルシークッキング
旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>チーズ

昔々、アラビアの商人たちは羊の胃袋で作った水筒に乳を入れ、ラクダにくくりつけて砂漠を旅していました。ある時、のどが乾いて乳を飲もうと水筒を傾けたところ、出てきたのは乳ではなく白っぽい液体と固まり。試しにその白い固まりを食べたところ、なんともいえないおいしさでした・・・。
これは、紀元前2000年頃のアラビアの民話に残されている「チーズ誕生」にまつわる話です。羊の胃袋にある酵素が作用し、暑い砂漠で揺り動かされるうちに乳が固められチーズになったと考えられます。

ヨーロッパでは古くから「白い肉」と呼ばれ、重要なタンパク源でした。

日本でチーズが食されたのは、今から約1400年前の飛鳥時代。仏教伝来とともに「酥(そ)」という乳製品が伝えられました。この「酥」は今の製法とは違って牛乳を煮詰めて固めたものだったようです。 また、日本での本格的なチーズの製造は、大正時代になってからです。

チーズは健康にも美容にもうれしい食品です。老化予防や美肌効果、イライラ予防、不眠症などにも効果的です。
例えば高齢になるとどうしても骨密度が減少し、骨がスカスカになりもろくなる「骨粗しょう症」にかかりやすくなります。チーズにはカルシウムが多く含まれ、その吸収率も他の食品に比べると高いので、カルシウムをたくさん摂取できます。
最近は、乳製品中のカルシウムが体脂肪の合成を抑制し分解を促進するというニュースも伝わり、ダイエット食としても注目を集めています。

 
栄養

 もともと栄養豊富な牛乳を原料にしたチーズには、牛乳の栄養成分が濃縮されています。
チーズ100gを作るのに必要な牛乳の量は10倍の1000ml、つまりチーズを20g食べると、牛乳200ml、つまりコップ一杯分の栄養が摂取できます。
チーズは、牛乳の主要栄養成分・ビタミン・ミネラルを含みます。しかし、足りない栄養素があります。
それは『炭水化物』と『ビタミンC』です。 チーズを食べるときにパンや野菜、フルーツを添えることで、おいしいだけでなく、すべての栄養が摂取できることになります。

チーズは良質のたんぱく質を多く含んでいます。 チーズのたんぱく質は、熟成と共にアミノ酸に分解されていくので、消化がよく、効率的に吸収されます。
チーズの脂肪は、豊富なビタミンBのおかげで速やかに吸収され、エネルギーに変わるので太る原因になりにくく、また、消化吸収されやすくなっています。 ビタミンBには細胞の成長を促進させ、素肌をイキイキと保ってくれる働きがあります。これらのことからチーズには美肌効果があるといわれています。
ビタミンAは、本来緑黄色野菜に含まれていますが、チーズには牛が食べる牧草中から取り入れられチーズに含まれます。皮膚や粘膜を守り、薄暗い所での視力を保ち、がん予防にも注目されています。 私たちの身体を維持していく上で、カルシウムは骨を作り神経・血圧のバランスを調節している大変重要なミネラルです。

カルシウムも豊富に含まれています。 人は一日に700mgのカルシウムが必要とされています。チーズ1片(20g)で1/4位が摂取できます。

■チーズに含まれる健康成分

<乳酸菌>  免疫力強化 /疲労回復 /感染症予防/便秘/食欲増進

<カリウム> むくみ防止/高血圧抑制/腎臓機能向上

<タンパク質 免疫力強化/骨粗しょう症/美肌/筋肉強化

<トリプトファン> 精神安定/不眠症/うつ病/

パンを使って!ゴージャスなかぼちゃピザ

いつも食べているパンがとてもボリュームUPします。見た目も食感もかわります。それだけでなく、チーズにない栄養素がすべてとることができます。炭水化物はパンから、ビタミンCはかぼちゃから摂取できます。

成分名 含有量 成分名 含有量
エネルギー 858kcal カルシウム 387mg
たんぱく質 30.4g ビタミンB12 1.6μmg
脂質 30.3g

植物繊維

8.8g
カリウム

778mg

食塩相当分 4.9g
<全ての材料でを計算>食パン半斤分で計算

<材  料>

食パン 半斤

かぼちゃ 1/4個

溶けるチーズ 50g

トマトケチャップ 大さじ1

マヨネーズ 大さじ1

<作り方>

  1. かぼちゃをレンジで柔らかくするか、蒸す。薄くスライスする。
  2. パンの上にケチャップをぬり、マヨネーズをたらすその上に蒸したかぼちゃをのせる。
  3. さらにチーズをのせてオーブントースター(オーブン200度で)チーズが溶けるまで焼く。
 

<チーズの種類>

チーズにはフレッシュ、ウオッシュ、シューブル、セミハード、白カビ、アオカビなどいろいろな種類があります。

1.フレッシュタイプ

一般的には、熟成させずに、原料乳を乳酸発酵させたり、凝乳酵素(レンネット)を加えて脱水したものです。 ヨーグルトとも似ています。

2.ウオッシュタイプ

チーズを熟成させる際、チーズの表面を塩水やその土地によってアルコールで洗うことから「ウォッシュ」と呼ばれでます。熟成が進むにつれ、表皮はねっとりと茶褐色になり、特有の強い香を放ちますが中はクリーミーで濃厚です。

3.アオカビ

ブルーチーズは最初にミルクに青カビを混ぜ込んだり、型詰めのときに植えつけて熟成させます。ピリっとした塩味と独特の香りがあります。

4.白カビ

白いカビの表皮を持つチーズです。ミルクを凝乳酵素で固めチーズに加塩した後、白カビを吹き付けて熟成していきます。

5.セミハード

ミルクを固めたカード(凝乳)を細かく切ったあと、型に入れ水分を切るためにプレスします。表皮を洗ったりブラシをかけたり、塩水に漬けたりして熟成します。 深いコクと香り、口の中でとろけるミルキーな味わいです 。

6.ハード

最も長期保存がきく大型チーズです。カード(凝乳)を加熱し、細かくカットすることで水分がさらに抜けさらに強く圧搾したもので、水分量が非常に少ないです。 長い熟成期間にしっかりと旨味がつまり、深みのある味わいになります。

6.シェーブル

「シェーブル」というのはフランス語で「山羊」のこと。牛乳から作るチーズより歴史は古いと言われています。

 

▲ページの先頭に戻る
 
Copyright © 2009 自動車総連