カニを食用で食べ始めたという、公的な記録は残っておらず未だ分からないことが多いといわれています。最も古く記録として残っているのは万葉集だといわれています。
万葉集は7世紀後半から8世紀後半にかけて作られたので、蟹も西暦700年前後には食べられていたと推定されます。
カニといえば、なんといても北海道。、実はタラバやズワイといった種類のカニは、明治時代以降に食べられるようになっています。タラバガニが流行り始めたきっかけは、当時盛んに行われていたサケ、マス漁が衰退したからです。明治時代初期はタラバガニの商品価値は無かったので、浜辺に棄てられていました。その後、サケ、マスが不漁となりその代わりの水産資源としてタラバガニは一気に台頭してきたのです。
それが、今では高級品となっています。
日本でも昔からズワイガニやタラバガニを全国で食べていたわけではありません。昔は冷蔵技術がなかったから遠方で獲れたカニを運ぶわけにもいかず、地産地消が基本でした。そのため、江戸の街で食べられていたカニは江戸前の海、つまり東京湾で獲れたワタリガニです。でも当時、ワタリガニは魚介類の中でもかなり下の部類として扱われていたので、お金持ちはあまり食べない庶民の味でした
冷凍技術が発達したので、全国でカニが食べられるようになったようです。
カニは高級品、その代用品として「カニカマ」は皆さん食べことがあるのでないでしょうか。いまでは、見た目も味もカニに似せています。「カニカマ」という食材として日本のみならず、世界でも愛されています。
その消費量は、日本では5万トンに対して、世界ではなんと50万トンも消費されています。
「カニカマ」はカニの変わりでは収まらないようです。
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■カニに含まれる健康成分 |
<ビタミンC> 美肌効果/風邪予防/メラニン色素の合成を抑制
<βカロテン> 皮膚を再生/細胞の再生/活性酸素の抑制
<カリウム> むくみ防止/高血圧予防/
<植物繊維> 腸内環境を整える/血中コレステロールの抑制/血糖値の抑制
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