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旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>しょうが

節電の冬のせいか、「しょうが」を使った商品がたくさん出回っています。しょうがは血行を良くして身体を温める効能があるからでしょう。

しょうがは、南アジア原産で、中国では紀元前500年頃には薬用にされていました。 日本には3世紀頃中国からもたらされたようです。西洋では、ハーブの一つとして、香辛料として広まってきました。イギリスのジンジャーブレッド、ジンジャークッキーがよく知られています。 当時のイギリス国王ヘンリー8世が生姜の成分がぺすとの予防に役立つとして国民に生姜を食べるように勧めたことから広まったようです。 クッキーの形は国王ヘンリー8世がモチーフになっていると伝わっています。 しょうが自体には、ペスト自体には効きませんが、体の免疫力を高めることから循環機能が高まり、異物を外に出す力になるということで効果があります。

漢方の世界でも生姜なくして漢方は成り立たないとさえ言われており、医療用漢方薬の70%に生姜は含まれています。

生姜の効能には以下のようなものがあります。

身体を温める、血液さらさら、めまい、免疫力を高める、強心、コレステロール低下、発汗、消化吸収能力、生殖機能の改善、咳を抑える、酸化防止、吐き気をとる、うつ、鎮痛、抗菌、解毒

そして、冬の弱った身体に良い食べ物トップ5には以下の通りです。

1位 生姜 2位 ニンニク 3位 ネギ 4位 みかん 5位 豚肉

生姜がダントツで冬の身体の救世主となりそうです。

 
栄養

生で生姜には、ジンゲロールという成分が含まれています。

生の生姜は胃や腸で吸収されて、血液中に入ります。ジンゲロールには、白血球は体内に侵入した風邪のウィルスや細菌と戦い身体を守ってくれる免疫細胞なので、生の生姜には免疫力を高める効果があります。風邪などのウィルスを撃退しやすくなります。天ぷらや冷奴の薬味として生ですりおろして使うことが多い生姜ですが、生姜を生で食べると免疫力がアップします。

生の生姜を乾燥か加熱させると、ジンゲロールがショウガオールという成分に変化します。

熱を加えるとジンゲロールの量は減りますが、ジンゲロールの量が減るにつれてショウガオールという成分が増加します。そして、このショウガオールには血管を拡張し、血行を良くするという機能があります。

血液の流れをよくすることで、老化防止、病気を予防する効果が出てきます。豚の生姜焼きは生姜に火が通っているので、冷たい体をあたためてくれれます。

両方の効能を期待したいのであれば、ぬるめのしょうが湯がおすすめです。

また、乾燥しょうがも、ジンゲロールとショウガオールの2つの働きによって、全身を温めてくれるそうです。

乾燥生姜は、薄くスライスして、天日干しか、電子レンジで5.6分で簡単にできます。スープやチャーハンに入れたり、お湯やお水にはちみつを入れてドリンクとしてもおいしく食せます。

■しょうがに含まれる健康成分

<ジンゲロール> 血行促進/冷え症改善/解熱/消化系機能向上

<ショウガオール> 抗酸化効果/血行促進/老化防止/病気予防

< ジンゲロン > 発汗作用/殺菌作用/

 

免疫力UP!ぽっかぽか!ジンジャードリンク

生姜を擦りおろすわけですが、いろいろと効能を発揮する成分の多くが【皮の部分や皮付近の部分】にたくさん含まれていますので、皮は剥かずに利用することが重要です 。

成分名 含有量 成分名 含有量
エネルギー 248kcal ビタミンA 15μg
たんぱく質 1.2g ビタミンE 0.4μg
脂質 0.5g

カリウム

309mg
マグネシウム

30mg

植物繊維 2.6g
材料すべて分・・生姜100gの原液で換算しました。

<材  料>

生姜(皮のまま)  100g

はちみつ  大さじ2

砂糖  大さじ2

とうがらし 1本

シナモンパウダー  少々

水  100cc

*トニックウオーター、水、お湯、ビール

<作り方>
1.生姜は皮のまますりおろす。
2.レンジに対応の器に、すりおろした生姜、はちみつ、砂糖、唐辛子、水、シナモンをいれて、レンジで2分。
3.2を濾す。
4.おおさじ1位の3の液体をトニックウオーターやお湯でわる。

トニックウオーターでわれはジンジャーエール。ビールではわればジンジャービール。

 

<生姜の佃煮>

生姜ブームの昨今、ごはんの脇役ですが主役級のおいしさです。

<材料>

- しょうが 100g(約1パック)

しょうゆ 大2

砂糖 大2 (あれば、はちみつ 大さじ1)

みりん 大2

水 大4

<作り方>

1.しょうがは繊維に沿ってスライスにする。

2. 調味料を煮立たせてしょうがを入れて落し蓋をして汁気がなくなるまで煮詰める。

3. 器に盛りつける。アツアツごはんと共に、おつまみにも。


 

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