自動車総連 安全衛生ホームページ
ホーム 労働災害の防止 労働安全衛生法改正 安全衛生イベント メンタルヘルス 健康マネジメント お役立ちリンク
健康マネジメント
健康診断結果を確認しよう
生活習慣関連
フィットネス
タバコとアルコール
食生活
安全JAWSくんのヘルシークッキング
健康関連リンク
安全JAWSくんのヘルシークッキング
旬の食材でヘルシークッキング

<今月の旬>塩麹

今回は巷で流行っている「塩麹」についてです。

「麹」は、平安時代にその存在がわかり、日本古来の発酵食品には欠かせないものです。 菌をつけた穀物によって米麹、豆麹といった種類があり、味噌やしょうゆ、酒を造るのもなくてはならないものです。

麹は、 蒸した米に麹菌を混ぜて全体に行き渡るように手作業で馴染ませていきます。 麹室で寝かせること丸2日、麹の花が咲いたようになれば出来上がりです。さらに「塩麹」にするには、 この米麹に塩と水を混ぜて1-2週間発酵さたものが「塩麹」です。

「三五八(さごはち)漬け」は、甘酒に塩を加えた漬け床のことで、福島県会津地方独特の漬物です。脱穀や精米の際に出る屑米や残ってしまったご飯の再利用に作られたのが始まりといわれています。三五八とは、 塩三、こうじ五、むし米八の割合で混ぜ合わせて作ることから、『三五八』と名づけられたといわれています。

塩麹の元となる麹菌には酵素という物質がたくさん含まれています。酵素の働きは、食材に含まれるでんぷんやたんぱく質を分解し、食材を柔らかくすると同時に、糖、アミノ酸、グルタミン酸を作り出だし、独特の旨みを作り出します。塩麹の甘い香りがありながらも塩辛いという矛盾が、酵素の働きで見事に融合するのです。さらに乳酸菌や酵母の働きでさらなる旨みを加えます。

食材の味を大切にしつつ、けしてでしゃばることなく新しい味を作り出します。味だけでなく、消化吸収されやすくもなります。古来からあるものとはいえ、魔法の調味料ですね。

さらに「しょうゆ麹」というもの流行りつつありそうです。米麹にしょうゆをいれて発酵させたものです。しょうゆの持つビタミンB群と葉酸などのミネラル、リン、マグネシウム、鉄がエネルギー代謝や基礎代謝向上の働きがあります。発酵食品同志のコラボでさらなる美容、健康効果が期待されそうです。味もしょうゆの旨みがプラスされます。おいしくなって、健康にもなるミラクルな食材、ぜひお試しください。

 
栄養

1.疲労回復効果
ビタミンB1・B2・B6などの栄養素が豊富に含まれています。 特にビタミンB6は疲労回復効果があります
2.ストレス軽減効果
アミノ酸の一種GABA(ギャバ)が含まれています、。旨味調味料の成分として有名なグルタミン酸は「興奮性」の神経伝達物質ですが、GABAは反対に「抑制性」の神経伝達物質といわれています。ストレスを受けた神経を鎮める効果をもっておりストレス軽減、精神的も安定を促します。
3.便秘解消効果
ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌が含まれており、腸内環境の細菌を 整えてくれるので整腸作用が働き便秘解消、さらに美肌効果も期待できます。
4.老化予防効果
老化の原因である活性酸素を中和してくれるので、細胞の活性化、老化の予防効果が期待できます。
5.美肌効果
お肌の老化の原因となる活性酸素の働きを抑えてくれ、、乳酸菌は腸内環境を調えるので、吹き出物予防してくれます。

■塩麹に含まれる健康成分

<ビタミンB6> エネルギー産生/筋肉、血液の産生/疲労回復

<GABA> 二日酔回復/精神安定/ダイエット効果/インシュリン分泌促進

<乳酸菌 > 整腸作用/殺菌作用/便秘、下痢の予防

塩麹でジューシー鶏ハム

ちょとばさついたイメージのある鶏胸肉が、びっくりするほどジューシーになります。塩麹の自然の甘さが加わり、さらに鶏肉の旨みがたっぷりです。

成分名 含有量 成分名 含有量
エネルギー 246kcal マグネシウム 47mg
たんぱく質 75g ビタミンB6 0.74mg
脂質 55g

葉酸

38μg
リン

273mg

食塩相当分 6.1g
材料すべて分・・鶏胸肉1枚で換算しました。

<材  料>

塩麹の分量

 米麹  200g

 塩   60g

 水   200cc

鶏ハムの分量

 鶏胸肉 1枚

 塩麹  おおさじ2

<塩麹作り方>
1.米麹10に対して塩が3の割合です。米麹をボウルに入れ、両手でもむようにしっかりとほぐす。固まっている部分はパラパラにする。麹の発酵が始まり、麹がしっとりとするまで、ていねいによくほぐすこと。さらに塩を加え、もむようによく混ぜ合わせる。ぽろぽろとしていた麹が、麹と塩が完全に混ざると、すこし固まってくる。
2.容器に麹と塩を混ぜたものを入れて、水をいれます。
3.翌日、水を麹が吸うので、水がひたひたになりときは水を足す。そして、かき混ぜます。
4.次の日から1週間ぐらい、1日1回かき回す。常温で保存します。
5.だいたい1週間から10日ぐらいで完成です。麹を指でつまんで簡単につぶれるようになったら出来上がり。(気温によっても違います。)
6.完成したら冷蔵庫で保存し、3か月ほどでつかいきる

<塩麹鶏ハムの作り方>
1.余分な脂を取り除き、観音開きにする。ビニールの袋にに塩麹を鶏胸肉をよく揉みこむ。
2. 冷蔵庫で1時半〜1日漬けこむ。ペーパータオルで余分な塩麹を拭き取り、くるくると棒状に巻きラップでキャンディ包みにして両端を輪ゴムで縛る。さらにアルミホイルをキャンディー状に巻く。
3. 沸騰した湯の中にアルミごと入れる。5分茹でたら火を止めて、蓋をしたたまま冷めるまで2時間以上放置。さめたら、冷蔵庫で冷やす。

4.好きな大きさに切り分ける。

 

<塩麹トマト&オリーブ>

ただ、まぜるだけですが、いつもと違う味が楽しめます。

<材料>

トマト(プチトマト)

オリーブ(塩漬け)

塩麹 適量(材料の10%ぐらいの量)

<作り方>

1.(湯剥き方法)トマトのヘタの部分をくり抜き、沸騰したたっぷりのお湯に15〜30秒入れ、皮が弾けたら引き上げる。

2.1のトマトを保存袋に入れて塩糀を加える。冷蔵庫で半日〜1日漬けこむ。

3.市販のオリーブと塩麹を保存袋いれて冷蔵庫で半日から1日保存。

4.袋から取り出し、盛り付ける。


 

▲ページの先頭に戻る
 
Copyright © 2009 自動車総連